ITSAN(International Topical Steroid Addiction Network:ステロイド外用剤依存に関する国際的ネットワーク)の陳情にご協力ください
以前、このブログでも紹介したKelly Palaceさんが中心となって、アメリカ合衆国でITSANという団体が立ち上がりました。TSA(ステロイド外用剤依存)に関する情報交換や患者同士のコミュニケーションに関してネット上で国際的につながろうという呼びかけです。(http://www.itsan.org/)
これがロゴですが、リバウンド(アメリカではDr.Rapaportの提唱に基づきRed Skin Syndromeと呼ばれることが多い)が手背まで止まって、手掌には及びにくい様子をよくとらえた、通好みのイラストだと思います。
さて、今回ご紹介および、ここをご覧の皆様にお願いしたいことは、ITSANのウェブサイトで紹介されている陳情(petition)についてです。ここをクリックすると陳情の内容が現れます。
さて、今回ご紹介および、ここをご覧の皆様にお願いしたいことは、ITSANのウェブサイトで紹介されている陳情(petition)についてです。ここをクリックすると陳情の内容が現れます。
すべてのステロイド外用剤のラベルに、2週間以上の連用で、ステロイド外用剤依存の潜在的リスクが生じることを、明記せよ。
ーーーーー(ここから)-----
私たちは、ESDR(European Society of Dermatological Reserch:ヨーロッパ研究皮膚科学会)、AAD(American Academy of Dermatology:アメリカ皮膚科学会)、APhA(American Pharmacists Association:アメリカ薬剤師協会)、FDA(US Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)に対して、ステロイド外用剤依存は現実に存在し、健康問題および社会問題として大きなものになりつつあることを認識すること、および、処方薬であろうと市販薬であろうとすべてのステロイド外用剤のラベルに、重篤な依存を引き起こす可能性があるという警告を表示することを義務付けること、を強く要求する。
私たちはまた、18才未満の子供たちに対しては、このような危険のあるステロイド外用剤の処方を中止し、皮膚のトラブルに対しては、非依存性のより安全な代替薬によって治療することをも要求する。
ーーーーー(ここまで)-----
という内容です。
ご賛同いただける場合には、左下の「Sign the petition」をクリックすると、フォームが現れますので、赤い※のついた
First Name:名前
Last Name:姓
Email Address:メールアドレス(注:2行下の「View Privacy Policy here」をクリックして確認すると「あなたのメールアドレスはウェブサイト上に決して表示されません」と出ます)
State,Country or Province:都道府県(注:東京なら「Tokyo, Japan」と書いておけばいいと思います。)
以上、4つの必須項目を記入した上で、Verification Codeを入力し、一番下の「SIGN」をクリックすれば、陳情に参加したことになります。
Joey Brownという人が2011年11月から始めて、2012年5月12日現在で259人の署名が集まっているようです。
日本に住んでいる私たちが、アメリカでのこの署名に参加することにどんなメリットがあるのか?というと、それは、この署名がAAD(アメリカ皮膚科学会)をターゲットのひとつに加えている点にあります。以前紹介しましたが、AADは現在アメリカ合衆国版の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」を改訂中で、2013年春に公表予定です。AADのガイドラインは日本のガイドラインに強く影響を与えますから、AADのガイドラインでステロイド外用剤依存の問題を取り上げてもらうように、この署名に協力して働きかけることは日本の患者たちにとってもまた大きな意味があります。
わたしはすでに署名しました。ご賛同いただけるかたはよろしくお願いいたします。
2012.05.11
私たちは、ESDR(European Society of Dermatological Reserch:ヨーロッパ研究皮膚科学会)、AAD(American Academy of Dermatology:アメリカ皮膚科学会)、APhA(American Pharmacists Association:アメリカ薬剤師協会)、FDA(US Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)に対して、ステロイド外用剤依存は現実に存在し、健康問題および社会問題として大きなものになりつつあることを認識すること、および、処方薬であろうと市販薬であろうとすべてのステロイド外用剤のラベルに、重篤な依存を引き起こす可能性があるという警告を表示することを義務付けること、を強く要求する。
私たちはまた、18才未満の子供たちに対しては、このような危険のあるステロイド外用剤の処方を中止し、皮膚のトラブルに対しては、非依存性のより安全な代替薬によって治療することをも要求する。
ーーーーー(ここまで)-----
という内容です。
ご賛同いただける場合には、左下の「Sign the petition」をクリックすると、フォームが現れますので、赤い※のついた
First Name:名前
Last Name:姓
Email Address:メールアドレス(注:2行下の「View Privacy Policy here」をクリックして確認すると「あなたのメールアドレスはウェブサイト上に決して表示されません」と出ます)
State,Country or Province:都道府県(注:東京なら「Tokyo, Japan」と書いておけばいいと思います。)
以上、4つの必須項目を記入した上で、Verification Codeを入力し、一番下の「SIGN」をクリックすれば、陳情に参加したことになります。
Joey Brownという人が2011年11月から始めて、2012年5月12日現在で259人の署名が集まっているようです。
日本に住んでいる私たちが、アメリカでのこの署名に参加することにどんなメリットがあるのか?というと、それは、この署名がAAD(アメリカ皮膚科学会)をターゲットのひとつに加えている点にあります。以前紹介しましたが、AADは現在アメリカ合衆国版の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」を改訂中で、2013年春に公表予定です。AADのガイドラインは日本のガイドラインに強く影響を与えますから、AADのガイドラインでステロイド外用剤依存の問題を取り上げてもらうように、この署名に協力して働きかけることは日本の患者たちにとってもまた大きな意味があります。
わたしはすでに署名しました。ご賛同いただけるかたはよろしくお願いいたします。
2012.05.11