EPA軟膏(1.8%)のサプリメントからの作り方
このブログで紹介してきた軟膏のうち、EPA軟膏は、サプリメントから自作が可能です。
とはいっても、濃度調整には秤が必要ですし、ゼラチン状のカプセルから内容を取り出すのも初めてだと苦心するかもです。
それで、特別な器具の無い状態を想定して、実際に作成してみました。
まずEPAのサプリですが、なんでもいいのですが、とりあえずAmazonで小林製薬のものを購入しました(→こちら)。
とはいっても、濃度調整には秤が必要ですし、ゼラチン状のカプセルから内容を取り出すのも初めてだと苦心するかもです。
それで、特別な器具の無い状態を想定して、実際に作成してみました。
まずEPAのサプリですが、なんでもいいのですが、とりあえずAmazonで小林製薬のものを購入しました(→こちら)。
安全ピンの先を使って、カプセルに穴をあけます。
秤ですが、そんなに高いものではないですから、購入をおすすめします。Amazonで2345円です(→こちら)。
秤に適当な容器をのせて、先ほど小穴をあけたEPAカプセルをプライヤーでつぶして内容を絞り出します。
秤に適当な容器をのせて、先ほど小穴をあけたEPAカプセルをプライヤーでつぶして内容を絞り出します。
ちょうど6カプセルで1.0gになりました。
これを、適当な基剤55.5gに混ぜれば、1.8%になります。
基剤は何でもいいのですが、ベビーオイルなどが液体なので混ぜやすいです。ワセリンなど固形油の場合は、卵かけご飯を混ぜる要領でひたすら掻き混ぜてやればいいです。エパディールは透明ですが、小林製薬のは黄色味を帯びているので、混ざった具合がわかりやすい。
出来上がったもの。ジョンソンジョンソンのベビーオイル基剤。
基剤は何でもいいのですが、ベビーオイルなどが液体なので混ぜやすいです。ワセリンなど固形油の場合は、卵かけご飯を混ぜる要領でひたすら掻き混ぜてやればいいです。エパディールは透明ですが、小林製薬のは黄色味を帯びているので、混ざった具合がわかりやすい。
出来上がったもの。ジョンソンジョンソンのベビーオイル基剤。
白色ワセリン基剤
臭いは、エパディールで作ったものよりも若干強いかもですが、たぶん苦になるほどではありません。
よろしければお試しください。
※上で「ベビーオイル」を用いていますが、自分の肌に合えば、オリーブ油でもスクワランでも何でもいいです。ベビーオイルはミネラルオイル(鉱物油)で、白色ワセリンと同じく石油由来なので、「自然」好きな方の好みにはそぐいませんが、皮膚科的には、白色ワセリンと同じくアレルギーを起こしにくいです(だからベビーオイルとして使われています)。
※ダイアフラジン(A)軟膏(→こちら)には「ビタミンA油」が100g中5gすなわち5%含まれていますが、メーカーに問い合わせたところ、この「ビタミンA油」の20%がDHA、10%がEPAのようです。
合せると30%ですから、5×0.3=1.5%のDHA+EPA軟膏ということになります。
EPA軟膏でリバウンドは起きないのか?顔にも外用してよいか?外用回数は何回か?といったお問い合わせを頂いていますが、まだ私にもわかりません。
ただし、ダイアフラジン(A)軟膏において、そういったことが問題となっていないことを考えると、あまり気にせず使用して良いと思われます。
要は、EPA軟膏というのは、ダイアフラジン(A)軟膏からEPA(またはDHA)以外の成分を排したものだ、と見做して良いので、ダイアフラジン(A)軟膏の市販後の安全性の履歴がそのまま使えるだろう、という判断です。
2012.12.17
よろしければお試しください。
※上で「ベビーオイル」を用いていますが、自分の肌に合えば、オリーブ油でもスクワランでも何でもいいです。ベビーオイルはミネラルオイル(鉱物油)で、白色ワセリンと同じく石油由来なので、「自然」好きな方の好みにはそぐいませんが、皮膚科的には、白色ワセリンと同じくアレルギーを起こしにくいです(だからベビーオイルとして使われています)。
※ダイアフラジン(A)軟膏(→こちら)には「ビタミンA油」が100g中5gすなわち5%含まれていますが、メーカーに問い合わせたところ、この「ビタミンA油」の20%がDHA、10%がEPAのようです。
合せると30%ですから、5×0.3=1.5%のDHA+EPA軟膏ということになります。
EPA軟膏でリバウンドは起きないのか?顔にも外用してよいか?外用回数は何回か?といったお問い合わせを頂いていますが、まだ私にもわかりません。
ただし、ダイアフラジン(A)軟膏において、そういったことが問題となっていないことを考えると、あまり気にせず使用して良いと思われます。
要は、EPA軟膏というのは、ダイアフラジン(A)軟膏からEPA(またはDHA)以外の成分を排したものだ、と見做して良いので、ダイアフラジン(A)軟膏の市販後の安全性の履歴がそのまま使えるだろう、という判断です。
2012.12.17