アトピー性皮膚炎のステロイド外用剤離脱
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近況報告

 美容クリニックのHPのメンテナンスの一環として、動画で自己紹介を自撮り(というかスタッフに撮ってもらったのですが)してみました。
 
 このブログはだいたい一日1000から2000くらいのアクセスがあります。その中には、昔診ていた患者たちもいるだろうし、新しく情報を模索して私のブログに辿り着いた、私とは面識の無い方もいるでしょう。
 そういった方々への近況報告あるいは深谷先生ってどんな人なんだろう?と興味をお持ちの方のためにリンクしておきます。よろしければ御参照ください。
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 https://www.youtube.com/watch?v=qhUiAlIAKvk
 
クリニックのHPは→こちら。 
 
 クロフィブラート軟膏の販売のときに、ちらっとお顔を合わせただけの方もいらっしゃるでしょう。ずいぶん遠方からの方もいらっしゃるので、申し訳なく思っています。
 
 私が「もうこれは限界だ、これ以上患者を診ることは出来ない」と感じたのは、外来で患者を診ながら、不意に涙があふれてきてしまった時でした。もう十年以上前になります。
 
 両親がアトピーのお子さんを連れてきていました。私はそれまで何度も何度も外来で繰り返してきたように「お子さんの前で治療方針などで両親で言い争いにならないでくださいね、自分のせいで両親が仲たがいするのが子供にとっては一番悲しい。」とか、そういったことを説いていたと思います。
 ふと、悲しみが発作のように訪れて、涙が止まらなくなってしまいました。
 そう言っている自分は、仕事のために家庭をないがしろにしている、いったい自分は何をしているのだろう?
 脱ステロイドと言う治療手段の少ない当時の現場において、言葉はたしかに有用な道具でした。しかし、それを発するたびに、私の心は負担を感じていたのだと思います。
 翌日、病院に辞表を出しました。限界でした。
 
 今、アトピー患者に接するときに、何を怖れるかと言うと、あのときの悲しみ発作がまた出てしまうのではないか?ということです。フラッシュバックのようなものです。
 
 あの頃、父親として後ろめたく感じていた子供も成長して、今はクリニックのそばの大学の医学部に通っています。精神科志望なのだそうです。 たぶん私が不調であったことも影響しているのでしょう。私の優しさを受け継いでくれるのは良いのですが、優しさの裏返しである弱さが引き継がれなければよいのですが・・。
 
 動画でおわかりのように、私のクリニックは白が基調です。私はここで、修道士のように毎日、美容若返りという、現実から離れたような、ある意味単調な仕事を繰り返すことで、自分の心を癒そうと10年前に思い立ちました。考え抜いてのことです。 
 ここでの日々の生活、それ自体が私にとっては祈りであり自己治療です。アトピー患者にとって人生設計それ自体が治療であるように、私もまた自分の人生を見直すことで、自分の心の弱さを補って、なんとか生き抜こうと模索しているわけです。

2014.08.09
私が作製した中間分子量ヒアルロン酸化粧水「ヒアルプロテクト」のショップはこちら(下の画像をクリック)
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